使ってみて役に立った、画家達の名言集/p1

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水彩画ネットワーク 退職後水彩画を描き始めた人へ


ようこそ! (2018年06月25日 月曜日更新)

1. 入門編(絵を習いに行く前に効く名言)


1.1. 先生を選べ[筆者]

 
 <解釈>
 大きく分けて二つのタイプの先生がいる。先生タイプにより、入門後の弟子人生が大きく変わる。 どちらがよいかは一概には言えない。 弟子が自分の絵に何を期待しているかにより、最重要項目として慎重に選ぶべきである。

 タイプ1が良い場合 タイプ2が良い場合 タイプ1の先生につくと、すぐに絵は上手に見える。 というのも、半分先生が描いたようなものだから。 しかし先生から独立すると、とたんに下手になる。 タイプ2の先生につくと、上手になるのに時間はかかるけれど、個性的でしかも先生から独立しても上手なままでいられる。

 では、先生のタイプはどうやれば見分けられるのか。
それは簡単である。 入門候補の絵画教室、絵画クラブや絵画サークルの弟子作品展に出かけることである。 もし、どの絵も上手だけれど同じような作風であれば、タイプ1の先生についている。 弟子により作風が異なれば、タイプ2の先生についている。


(2014/2/9追記) (2012/7/20記) 


1.2. 絵の鑑賞は、対角線の二倍[奈良市四季彩会S会長]

 
 <解釈>
 絵を鑑賞するのには、絵との間隔はどれでもよいと言うわけではない。 間に適当な距離を取ると一番よく見える距離というのがある。 それが絵の対角線の二倍を目安とする距離である。 美術館でよく、絵との間に柵を作っているが、絵を触られないようにと言う以外に、柵に沿って見ると最適な距離で鑑賞できるという配慮でもある。

 近づきすぎるのは厳禁である。 絵はまさに「絵空事」であり、現実の風景を描いているようで、実は観る人を錯覚させて成り立っている。 近づいてしまうと、その錯覚が解けてしまい、画家としては非常に都合が悪い。
 一方離れすぎると、絵が小さく見えてしまい、今度は「絵がよく見えない」という問題が生じる。 やはり近ければ近いほど、絵はくっきりと見える。 実は名画と呼ばれているものは、遠くから見ても鑑賞に堪えるものであるが、それなりのものは、近いほうがよい。(詳しくは4.1.章「良い絵は遠くから光っている。ほかの絵とちがう」参照) それらの折り合いの結果が、対角線の二倍という経験則である。


(2014/2/8追記) (2012/11/20記) 


1.3. 絵画は遠くにありて眺めるもの、写真は近くにおいて見るもの[筆者]

 
 <解釈>
 前節(1.2. 絵画の鑑賞は、対角線の二倍)を別の角度、すなわち写真との対比から説明する。 対象物を正確にかつ素早く描写する力においては、絵画は写真には到底かなわない。 たとえばスナップ写真は誰でもあっという間に、人物を描写できる。 さらに、20cmまで近づけば、各部分の詳細が見えてくる。
 一方絵画はその昔、スナップ写真相当の人物画を、専門の画家に何ヶ月もかかって描かせていた。 その当時でも正確性という観点から言えば、今の写真にはるかに劣る。 昔の人物画に20cmまで近づけば、みられたものではない。 現在も、実物そっくりに描いたと称する絵画が存在するが、それも20cmまで近づけば、写真にかなわないことが分かる。

 ところがスナップ写真にも弱点がある。 遠く離れれば離れるほどぼんやりとしてくる。すなわち、壁に飾って、少し離れて眺めようとすると、とたんに印象が弱くなる。 絵画だとそんなことはない。 ある程度離れたほうが生き生きと見える。 特に名画になると10mぐらい離れていても輝いて眺められる。 もっと正確に知りたい場合は、「4.1.良い絵は遠くから光っている。ほかの絵とちがう」をご覧あれ。


(2014/2/8追記) (2012/12/28記) 


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