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>読書> サンピラー―お母さんとの約束

 終末みまもり医として、鹿児島で長年ホスピス医療を行ってきた著者による、童話です。

 お母さんは、お父さんとかってピヤシリ山でみたサンピラーが素晴らしかったので、子供達が大きくなったら連れて行き、感動を味合わせたいという夢を持ちます。
その夢は叶うことなく、お母さんは小さな子供達を残して旅立ってしまいます。
子供達には、お母さんからの一通の手紙が残されておりました。
 「大きくなったら二人でサンピラーを見に行ってきて」

 成長した二人は、雪のピヤシリ山を目指して、山スキーで出かけます。 幸運にもサンピラーをみて下山途中、二人にはお母さんの声が・・・

 注: サンピラーは、厳冬期北国、晴れた穏やかな日にみられるダイアモンド・ダストに、朝夕太陽があたり、あたかも太陽の柱のようにみえる現象です。 発生条件が厳しいのですが、北海道名寄市ピヤシリ山では見える確率が高いそうです。

感想

終末期の家族をお持ちの方々全員、老年期の方々、この本を読まれることをおすすめします。

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基本情報

 書名: #サンピラー―お母さんとの約束
 著者: #堂園 晴彦さん   絵: 本田哲也さん
 ISBN:  #978-4-883-44194-5
 出版日: 2011-7-1
 出版社: #石風社
 読書日: 2023-7-14

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