旅/北海道/西春別駅

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北海道/西春別駅

2024-09-15 どこまでも真っ直ぐに続く道を思い浮かべる別海町の西の端、摩周湖の裾野にある(廃駅)西春別駅に行って参りました。

 駅周辺は日本一頭数を誇る乳牛だらけですが、9月中旬から始まるサケの遡上(産卵場所まで急流をさかのぼる)を、タイミング良く観ることができました。
 観たのは町立小野沼公園です。 まずは遡上の様子から↓ 
西春別駅/#しっぽを振って、急流を必死に進む   画像拡大画像拡大
   西春別駅  
西春別駅/#しっぽを振って、急流を必死に進む
西春別駅

 3秒しっぽを振って進むのは1mぐらいです。 なんせ急流です。 すぐに、休憩モードに入り1分間ほどじっとしています。↓ 
西春別駅/#急流に流されないようにして休憩中   画像拡大画像拡大
   西春別駅  
西春別駅/#急流に流されないようにして休憩中
西春別駅

 これを繰り返します。
 ここまでで、サケたちはすでに海から20kmあまり、食事をとらずに必死に泳いできています。
 小川はすでに急流です。 サケたちは、これから先、湧水のある河床まで遡上し、そこで産卵します。 写真のサケを良く観ると、おなかに橙色の縦縞が見えるでしょうか。 これが、産卵直前の特徴です。
 サケ遡上の様子は↓動画の1分32秒あたりからご覧ください。↓ 水面からしぶきが上がっているのがサケです。

#小野沼公園でサケを見る ↓   画像拡大画像拡大
   

 強靱な個体のみが産卵場所までたどり着くことになり、結果として強い子孫が残って行くことになりますが、そこまでしなくてもという感じもしました。
遡上中のサケはゆっくり動くので、熊から見ると簡単に美味しいごちそうが手に入ります。 小野沼公園内でも、熊の食べ残しが残っていて、上の動画にも記録されています。

 話は変わって西春別駅(にししゅんべつえき)の現状紹介です。 JR標津線の全線廃止に伴い、1989年4月30日に廃駅となりました。 かってあった駅のスケッチは↓
西春別駅/#在りし日の西春別駅   画像拡大画像拡大
   西春別駅  
西春別駅/#在りし日の西春別駅
西春別駅

●注: 別海町鉄道記念公園内資料館に掲示されたものを撮影

 代わりに別海町鉄道記念公園が出来ました。
#別海町鉄道記念公園 ↓   画像拡大画像拡大
   


 さてこのあたりの味覚について紹介します。
 地元の皆様にお伺いしたところ、乳牛しかいないため、やはり乳製品だねーとのお言葉でした。 中でも駅から東約25kmにある、JA道東あさひ ミルクハウスがおすすめだそうです。
 行ってみました。 道の反対側にあるJA道東あさひ巨大なミルク工場の、できたてを売る売店という感じです。
メニューはサンデー、ソフトクリーム、シェイク、牛乳です。 量から考えるとかなり格安です。 ソフトクリームをいただきましたが、このあたり(道東=酪農地帯)はどこのも味が濃くて美味しいです。

 このあたりの温泉はいかがでしょう。
泊まったホテルにも大浴場があるのですが、太っ腹なご主人から無料温泉券を頂いて、近くの温泉二カ所へ行ってきました。
 どちらも、銭湯のお値段です。 北海道の温泉は、豪華な施設でも大体銭湯として登録されています。 また、源泉掛け流しもそれが普通で、温泉好きには天国でした。

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