旅/関東/旧太子駅 2025-07-25 群馬県中之条町にあるJR吾妻線(廃線となった太子支線)の終点、(廃駅)旧太子(おおし)駅[参照]に出かけました。
旧太子駅/#旧太子駅周辺
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旧太子駅/#旧太子駅周辺
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長野原駅(現在長野原草津口駅)を出ると、谷深い#白砂川 の深い谷に沿って、縫うように列車は上流へ向かいます。 ほんの少し開けたところ、そこが終点#旧太子駅 です。
元々#太子駅 [引用]は#日本鋼管群馬鉄山 から掘り出された鉄鉱石の積み出し駅として開業しました。 施設にその面影が強く残っています。
1975年に駅は廃止されましたが今でも鉄鉱石積み出し用のホッパーの跡が残っています。 ↓の写真、線路右がホッパーの跡です。
旧太子駅/#ホッパー跡
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旧太子駅/#ホッパー跡
ホームに立つと、在りし日の貨車が置かれており、昔を偲ばせます。↓
2021/#旧太子駅
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2021/#旧太子駅
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再建された駅の様子を↓の動画でご覧ください。
#旧太子駅と不動の滝 ↓
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赤岩地区
ところでこのあたり、中之条町と合併する前は六合(くに)村と呼ばれていました。 その名物といえば、蕎麦を思い浮かべます。
#六合村 で出来たソバの実は、駅下流300mぐらいの#赤岩地区 にある、巨大水車のうすで蕎麦粉になります。
食べてみると食感は繊細で、更科蕎麦を思い出されます。 予想では、江戸時代は製粉技術が低い→荒い感じではないかと思っていたのですが、まったく逆でした。 村人の話では、うすでゆっくりソバの実をひくと、高温にならないため、本来の香りが飛ばないそうです。
また赤岩地区は、太子駅とは白砂川の深い谷で隔てられており、そのためでしょうが、昔ながらの集落が残されており、国の#重要建造物保存地区 となっています。
中でも中心にあるのが湯本家住宅↓。 土蔵造りの立派な家です。
2023/#湯本家
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2023/#湯本家
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入山地区
こんどは、白砂川を6kmほどさかのぼると、#入山地区 となります。 ここまで来ると平地はなく、家々は坂にへばりつくように建てられています。
そんな中、左手に草津温泉への、急な登り口があります。 ここのわずかな空間に、草津行きの荷物を振り分ける#荷付場 がかってありました。 旅の安全を祈願する#道祖神 が、急な斜面の上に安置されています↓。
2025/#アベック道祖神
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2025/#アベック道祖神
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さらに上流にさかのぼり、最奥地まで行くと川が温泉になっている#尻焼温泉 があります。 温泉入り口には昔からある豆腐店が↓
2025/#き久とうふ店
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2025/#き久とうふ店
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注: なお2021-07-29の記事を全面改定しました。
タグ: #私鉄と廃線の旅 #JR最長経路の旅 #駅の風景 #旅日記 #写真 #おおしえき #JR吾妻線 #廃駅 #廃線 #歴史 #風景画 #スケッチポイント #10分間スケッチ #クロッキー #にじみ #水彩画 #絵はがき #ソバ #水車 #くにむら #中之条町
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なおJR最長経路については、JR最長経路問題・厳密解をご覧ください。
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