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佐藤和夫>読書> 代貸は名伯楽

 読み始めるまでは、何の本か分からなかった謎のタイトルです。
読んでみると、すでに亡くなった親父(以下オトン)の性格(代貸のよう)および、受けた薫陶(名伯楽だった)の数々を息子の目から語る、家族記でした。

 オトンは、4人兄弟の三番目として生まれました。 生真面目な性格の兄二人と、それに反発する妹に挟まれ、静かに家庭内を納める、まるで(代貸:組織のナンバー2で、賭場を仕切る役目)のようでした。 自らの家庭内では、親父づらをせず、子供も、大人と同等に扱っていました。 また母方の、個性あふれる大おじ達も、オトンと好んで交流していました。

 またオトンは、いろいろなすぐれた資質を持った人、曲などを見抜く力があり、いわゆる名伯楽でした。 優れたものがある、たとえば名曲が見つかると、そのたびに息子にさりげなく紹介していました。 この本ではエピソードごとに、名伯楽ぶりを紹介して、オトンの個性を浮き彫りにしています。 息子はそれを受けて、何十年後に、ああこういうことだったのかと、感じ入ります。

感想

家族とはなにかについて関心がある方は、この本を読まれることをおすすめします。

タグ: #読書感想#家族記#代貸#名伯楽#Reライフ文学賞#朝日新聞

基本情報

 書名: #代貸は名伯楽
 著者: #高谷 和芳さん
 ISBN:  #978-4-286-25087-8
 出版日: 2022-12-15
 出版社: #文芸社
 読書日: 2022-12-3

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