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佐藤和夫
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読書/サンピラー―お母さんとの約束
終末みまもり医として、鹿児島で長年ホスピス医療を行ってきた著者による、童話です。
お母さんは、お父さんとかってピヤシリ山でみたサンピラーが素晴らしかったので、子供達が大きくなったら連れて行き、感動を味合わせたいという夢を持ちます。
その夢は叶うことなく、お母さんは小さな子供達を残して旅立ってしまいます。
子供達には、お母さんからの一通の手紙が残されておりました。
「大きくなったら二人でサンピラーを見に行ってきて」
成長した二人は、雪のピヤシリ山を目指して、山スキーで出かけます。 幸運にもサンピラーをみて下山途中、二人にはお母さんの声が・・・
注: サンピラーは、厳冬期北国、晴れた穏やかな日にみられるダイアモンド・ダストに、朝夕太陽があたり、あたかも太陽の柱のようにみえる現象です。 発生条件が厳しいのですが、北海道名寄市ピヤシリ山では見える確率が高いそうです。
感想
物語は、起承転結が淡々と進んで行きます。 お母さんは、無事に成長した子供達の姿に、喜んで成仏したようです。
最後に結として、桜島を背にしたフェリーの絵で閉められています。 言葉では表現されていませんが、兄弟は鹿児島の離島から大変な時間とお金をかけて、北海道のさいはての山まで出かけていたことを暗示しています。 サンピラーは、運に恵まれないと巡り会えないようなので、(見られたのは)お母さんからの応援があったのかも知れませんね。
挿絵は色鉛筆を使った #本田哲也 さん作です。 全体にかちっとした線で描かれており、それが厳冬期の北海道という感じを出しています。
終末期の家族をお持ちの方々全員、老年期の方々、この本を読まれることをおすすめします。
タグ:
#佐藤和夫ようこそ #本 #読書 #読書感想文 #書評 #読書感想 #終末みまもり #ホスピス #お母さん #鹿児島 #サンピラー #ピヤシリ山 #遺言
基本情報
書名: #サンピラー―お母さんとの約束
著者: #堂園 晴彦さん 絵: 本田哲也さん
ISBN: #978-4-883-44194-5
出版日: 2011-7-1
出版社: #石風社
読書日: 2023-7-14
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