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佐藤和夫
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読書/身近な鳥の すごい食生活
日本の、身近にいる鳥ばかり30種について、それぞれの個性を、えさの種類、えさの採り方などの「食」生活に焦点をあてて語られています。 動物は、目を覚ましているほとんどの時間を、食事にあてているので、食事を語ることは実質、鳥の生活を語っているといっても過言ではありません。
たった30種といえ、僕が知っているのは約半数弱の鳥です。
都会の鳥:スズメ、ツバメ、キジバト、ドバト、ムクドリ、ハシボソカラス
郊外の鳥:メジロ、ヤマガラ、トビ
秋・冬の鳥:
水域の鳥:カワセミ、カルガモ、アオサギ、カワウ(カモメがありませんね)
鳥は、飛ぶために極限まで軽量化しています。 一方、飛ぶための強力な筋肉を維持するために、高エネルギーを食から得る必要があります。 この本ではそのための、各鳥たちの工夫が語られています。
感想
鳥とは、軽量化のために、手を捨て、歯を捨ててしまった動物です。 手がないためにえさ取りが不自由、歯がないためにえさを食べるのに不自由します。
代わりに、翼を得て空を飛び、一部は海にも潜れるようになりました。 これは、ほかの動物に比べ有利な点です。 空を飛ぶために、エネルギー消費が激しく、効率よい食事方法も求められるようになりました。
各鳥、厳しい生存競争を生き抜いてきただけあって、それぞれ、食生活にいろいろな工夫をしているようです。 それぞれを、著者は観察しているわけですが、鳥は人間より機敏かつ三次元を動き回っています。 人間は二次元を動く故、写真はとても撮りづらいです。 多くの人々の協力を得て、貴重な、食生活の写真が豊富なのが、この本の第一の特長と感じました。
第二に、現場を歩き抜いて得られた情報で書かれているという点に、感心しました。 好きこそものの上手なれ、という言葉がありますが、まさに、鳥が好きという気配に満ちあふれています。
鳥好きには、この本を読まれることをおすすめします。 また、身の回りの動物たちの生態を知ることは、環境に対する理解を深めることになるので、環境に関心がある方々も、一読してよいのではないでしょうか。
タグ:
#佐藤和夫ようこそ #本 #読書 #読書感想文 #書評 #読書感想 #身近にいる鳥 #食生活 #歯 #進化 #写真 #現場 #観察
基本情報
書名: #身近な鳥の すごい食生活
著者: #唐沢孝一さん
ISBN: #978-4-781-68064-4
出版日: 2020-3-10
出版社: #イースト・プレス
読書日: 2022-8-4
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