全/日記/ヘンリー・ダーガーという生き様
佐藤和夫
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日記/ヘンリー・ダーガーという生き様
(2024/09/01)この人ほど、生前と死後の評価が変わった人は珍しいかも知れません。
生前
は、近所の人達はダーガーのことを人付き合いが悪く、みすぼらしい身なりのホームレスみたいな男としか記憶していない。またごみを漁る姿も目撃されている。
[引用]
母を出産時に亡くし、父と8歳で別れ孤児院に入れられた彼は、病院清掃員として生き、81歳の生涯を終えました。 彼の生きたアメリカ1973年ごろとしては、長生きの方ですね。
死期が近づき
家主ネイサン・ラーナーが、40年間住み慣れた彼の部屋を整理していたときに、大切にしていた旅行カバンの中から、長編小説『非現実の王国で』と、その挿絵数百枚を見つけました。 ↓はその中の一枚
2024-ヘンリー/#無題
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2024-ヘンリー/#無題
家主が著名な写真家で、(自ら残務整理をすることによって)ヘンリーのたぐいまれなる才能を見抜くという、あり得ないような偶然がありました。
これにより、彼は
死後
世に知られることに
彼の死後評価は↓です。
2024-ヘンリー/#墓碑
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2024-ヘンリー/#墓碑
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PROTECTOR OF CHILDREN とは、『非現実の王国で』へのなんとも味のある評価です。
感想
自閉症ゆえに、現実から背を向け、独自の仮想世界を育て、その中で60年間暮らしたヘンリー・ダーガーです。
その仮想世界を膨大な著書で描写したのが、すごいところです。
それにより我々は、仮想世界をのぞくことが出来ました。
絵については、全く新しい表現を、我々にもたらしてくれました。
ゴッドマザー(カトリックの代母)が彼の就職あっせんをし、家主の奥さんが40年間彼をかばっていたことは、忘れてはいけません。
ごみを漁るのは、本や雑誌から新しい着想を得たいためでした。
もし、8歳で父と離れず、せめて15歳ぐらいぐらいまで実の親と過ごしていたら、彼の人生はまったく変わっていたような気がします。 その場合は、浮き世の苦労に明け暮れ、仮想世界で暮らすことはないので、『非現実の王国で』は生み出されなかった。 彼にとっては、その方が幸せだったのかな、という気がします。
●参考文献
ヘンリー・ダーガー / Henry Dargerアウトサイダーアートの巨匠
[参照]
●画像引用
Henry Darger
[参照]
タグ:
#日記 #三日日記 #ヘンリー・ダーガー #ネイサン #ネイサン・ラーナー館 #非現実の王国で #自閉症 #アウトサイダーアート
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